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面倒くさがりのSEO対策

このページは、基本的に物品販売をされている方が対象です。

SEOというと、みなさん必死でトップページの順位を上げようとすると思いますが、 ネット通販サイトに限って言えば、他の方法もあるのではないかと思い始めました。

トップページなどの数少ないページでSEO対策を施したところで、上位表示は困難な場合が多く、 限界があります。
激戦区と言われるキーワードでは特に困難です。

私自身、このサイトを始めた前後からSEOに興味を持ち始め、いろいろ試しましたが、 かなり無駄な時間を費やしました。
順位など劇的に変わるわけもなく、毎日順位を調べても無駄でした。
「キーワードの出現率は○パーセントが最適」などとバカらしい&ウソっぽくてやってられません。
考えるだけで頭が痛くなりますし、キーワード出現率を前提に文章を書くのもヘンです。
「これはspamかもしれない」と、ビクビクしながら上位を狙うのも疲れます。

仮に順位が上がってアクセスが増えても、そのページがSEO対策に必死で不自然で見づらいサイトでは、 すぐに移動されてしまいます。

そこで考えたのが、トップページの上位表示にこだわらず、他のページからお客様に来ていただく方法でした。
トップページの上位表示による数百アクセス増も、数千ページ中の数パーセントから数人ずつ集めることによる 数百アクセス増も同じなわけです。
どういうことかというと、例えば、検索結果1位になり500アクセス増えたとします。
一方で5000ページ中の5%が検索結果下位でヒットして、そのページから2人ずつがサイトに訪れても、 500人増となります。
よく「ほとんどの人は検索結果の2ページ目までしか見ないので、上位表示は必要」と言われますが、 意外とそうでもなく、下位のページからも訪問者は多くあります。
必死でトップページのSEO対策をした結果の500人も、適当なページを作って少しずつ来てもらう500人も 同じと考えました。

現在、SEO対策は多くの人がやっています。
仮に1位になって1000アクセス増えたとしても、もしかすると、そのアクセスの90%は、 同じキーワードで上位を目指す人の調査のためだけのアクセスで、売り上げには全く関係ないものかもしれません。 (極端な話だとは思いますが、SEO対策をしている人の必死さを見ますと、ライバルのアクセスは、 かなりの割合を占めているような気がします)
考えようによっては、検索結果の1ページ目からアクセスする人よりも、10ページ目まで検索して アクセスをしてくる人の方が「真剣に何かを探している」確率は高いといえますので、 サイトをしっかり見てもらえるのではないかと思います。
検索結果1位で表示されても、まだ下は多くありますので、2位・3位・・・と次々にサイトを 移動されるかもしれません。
このあたりは、カウンターの数が増えることだけが嬉しいのか、サイトにとどまり実際に利用してもらうことが 嬉しいのかにもよると思います。

うちの本業(古本屋)の例でいえば、「古本 まんが」というキーワードのGoogle1位の検索結果から アクセスされる方よりも、商品名・作家名の検索結果の下位ページからアクセスされるお客様の方が 確実に購入率は高いのです。
というように、サイトによっては、何がなんでも上位に表示されなければならないということはありません。

毎日のように検索結果を調べ、ページを修正するのは時間の無駄で疲れます。

一時的にかかる手間は惜しみませんが、手間をかけ続けるのは嫌いなので、なんとかラクをしてアクセスを 増やす方法はないものか考えました。
いろんなサイトを廻って思いついたのが、単純ですが商品ページを確実にインデックスさせるという方法でした。
ショッピングカートシステムのデータベースをそのまま使い、表示だけをシンプルにしたページを クロールしてもらい、インデックスさせるというものです。
無関係なページを大量に作り、インデックスさせるわけではなく、実際に存在する商品ページを 生成するわけですから、 spamでもなく、やましいこともありません。
誰でも思いつくことかもしれませんが、数百ページ・数千ページを作ってアップロードするのとは 違い、これなら、元になるデータベースとプログラムを一つ置くだけで、あとはほとんど何もする必要が ありません。勝手にページを出力しますので。
これが非常に効果的でした。

当サイトの本業(古本屋)での状況ですが、今ではトップページに直接アクセスされる方よりも、 書籍名や作家名での検索結果からアクセスされるお客様の方が圧倒的に多くなりました。
商品名をピンポイントで検索して訪問されるお客様の方が、目的を持っている分、購買率も高いことがわかりました。
また、ショッピングカートシステムも、完全にインデックスされるタイプに作り替えたため、 Google・Yahoo!・MSNなどの検索結果から直接、カートにアクセスされて、 トップページに一度もアクセスすることなく、購入を完了されるケースも増えました。
ただ、古本屋は商品に限りがあるものばかりですので、古本屋ではバカ売れすることはありませんが、 継続的に供給できる商品でしたら、業種によってはかなり効果的だと思います。

その他のメリットとしては、初めから上位など目指しませんので、各サーチエンジンのアルゴリズムが変更されても 順位下落によるショックを受けません。
上位表示だけに依存しては、順位が落ちた時のダメージは致命的なものになります。

以下は、実際に稼働しているものです。
http://www.bookstudio.com/archive/list.php/0/4/
当初の計画では、Google向けでしたが、結果的にはどの検索エンジンに対しても有効で、 今ではYST・MSNからの方が 多くの訪問者があります。

以下は宣伝です。
同じシステムの発展型プログラムをレンタルしておりますので、興味がある方はご利用下さい。
SEO Goods Display
/xxxx.cgi?no=**&reno=****&mode=****&page=*という表示ではなく、すべて .html となりますので、インデックスされやすくなっています。
タグを使用することにより、SEO Goods Display の表示画面から直接ショッピングカートに入れることなども可能です。
一度、登録して、あとは管理モードから1ページあたりの表示数を変えるだけで、ページ内容も少しずつ変化させることもできます。
登録内容の順表示・逆表示が可能です。
アクセスごとにランダムな文字を出力することが可能です。
アクセスごとに日時を出力することが可能です。
アクセス解析機能もあり、アクセス時間・リモートホスト・IPアドレス・アクセスされたページ・リンク元・使用ブラウザが記録されます。
当然、各サーチエンジンのクローラーのアクセスも取得可能です。
ページランクが付きます。
各ページから、トップページなどへのリンクが発生しますので、その点でもメリットがあります。

サンプル
http://www2.bookstudio.com/display/goods/
見た目は非常にシンプルでバカにされそうですが、見えない部分に様々な工夫を凝らしてあります。
手作業では絶対にマネできない仕組みです。

管理画面サンプル
パスワードは testabc です。
管理画面
サンプルへの各クローラーのアクセス状況も確認していただけます。
ログイン後に、最下部の「アクセス解析へ」というボタンを押して下さい。
実際に稼働中のものですので、IPアドレスは表示されませんが、USER_AGENTの列を見ていただくと、 どれだけクロールされやすいかがおわかりいただけます。


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